いくつもの会社から内定が出ている人やいろいろ考え直して納得いくまで就職活動
を続けようと思っている人は会社の人事に連絡を取り内定を辞退する旨を伝えなけ
ればいけません。
内定がでるとホッとする人がいる反面、本当にこの会社でいいのだろうかと内定が
でてから悩みだす人だっています。
特に志望していた企業以外からしか内定がもらえなかった人は内定辞退について
悩む傾向があるのではないかと思います。
まず、内定辞退に関して覚えておきたいところは、内定が決まって提出が求められる
確認誓約書には、何ら法的な効力がないということです。
誓約書を書いてしまうと絶対守らないといけないという心理的な圧力があるかと思い
ますが、就職に関しては誓約書があるからといって、損害賠償請求を会社から受ける
ことはありません。
憲法の「職業選択の自由」が、民法の雇用契約に優先するからというのがその理由
となります。ですから、会社から何を言われようと、内定を辞退して訴えられることなど
はありませんので、ご安心を。
内定辞退を考えている人にたいしては、まわりの人(特に就職課の職員や両親)は
「せっかくもらった内定なのにもったいない」
「このご時勢正社員で働けるだけありがたいのに。」
「100%満足の会社なんて存在しないんだよ。」
といって内定先への就職を決めるように促す事がほとんどだと思います。
特にコネや大学の教授の推薦があって内定をもらったものを辞退するのは結構
骨が折れます。
最終的には本人が決めることなので何とか相手が折れてくれるケースがほとんど
ですが、日本人が最も気にする「面子を汚す行為」になるので、教授、両親、その他
関係者との間に人間関係の大きな亀裂が生じる恐れは十分あります。
そういうこともあるので、周りの迷惑も考えろということで社会をある程度知っている
大人は生きていくには「妥協」することも大事なんだということを教えようとするでしょう
ただ、面白いことに夢を叶えている人や年収が数千万〜億の人は総じて「妥協だけ
はするな!」といっているんですけどね。
最近私が知った言葉として
「世間の常識というのはその人の周り100人だけのもの」そして
「常識は18歳までに作り上げた自分の偏見」というものがあります。
最後はやっぱり他人がどうこういうからではなく、自分の人生の軸に合わせて内定
辞退するか否かを考えるべきでしょう。
内定を辞退するのであれば早ければ早いほどいいのは確かです。大抵の会社は
内定を出しても何割かは辞退することを想定しているので相手先の会社に負担を
かけないためにも早めに辞退するのがマナーといえばマナーです。
なお内定辞退をする場合は、内定先の人事担当者に電話で連絡してください。
礼を尽くす意味では、その後改めて書面でお詫びをするのもいいかと思います。
内定辞退の電話(手紙でも流れは同様)では、最初に内定のお礼を述べてから
「こちらの都合により辞退させていただく」旨を伝えます。
理由などを質問されても言いたくなければ、「勝手なことで恐縮ですが都合が悪く
なったので」と詳細はあえていわずに意に添えない旨を丁寧に伝えしましょう。
場合によっては非難される可能性もありますが、謙虚にお詫びの気持ちをもって
話すことが大切です。
どうしても内定を辞退する電話をするのが心苦しいという場合は友達にやってもらい
ましょう。内定先と何の関係もない友達は気兼ねなくやってくれると思います。
(新入社員が少なく顔も声も覚えられているところでは、この方法は使えませんが)