携帯電話業界は、現在日本の人口から考えるとほぼ一人に一台ペースである
契約件数9000件を突破したため、国内の携帯電話市場は飽和点を迎え
これ以上の成長は期待ができないといわれています。
今後は1人に1台ある携帯電話の機能とコンテンツをいかに充実させていく
かにシェア争いの鍵になるといわれています。
携帯電話の売上の内訳を見てみても、通話料よりデータ通信料に比率が移り
だしており、現在携帯電話は電話としての機能より、手軽なデジタルツール
としてインタネットに接続して情報を入手したり、ゲームをするという使い
方をされることが多くなっています。
携帯電話ビジネスはテレビなどと同様に国の免許事業で参入企業が限られて
いますが、2006年になって今までのNTTドコモ、au、ボーダーフォンの
3巨頭体勢が崩れ、ソフトバンクがボーダーフォンを買収して携帯電話業界
に名乗りを挙げました。
ソフトバンクの孫 正義氏はこれまでADSL業界で価格破壊を起こすなど業界
の常識を覆す風雲児として、数々のことを行ってきている人物であり、新たに
参入した携帯電話業界でどのような影響をもたらすか注目されています。
また、2006年の10月にはいよいよ番号ポータビリティ(番号持ち運び)
制度がはじまります。番号ポータビリティ制度により、携帯ユーザーは今まで
以上に簡単手軽に携帯会社を変えることができるようになるため携帯各社間に
おいて強烈な料金値下げやコンテンツサービスの向上などで契約者の取り合い
がはじまることが予想されています。
■ 携帯電話業界のしくみ
NTTドコモ、au、ボーダーフォンの3巨頭体勢といっても実際のところは
NTTドコモ、au(KDDI)の一騎打ち状態であり、これにソフトバンクが
いかに食い込むかが今後の業界の焦点です。
■ 携帯電話業界の最近の動き
音楽ダウンロードや映像のやり取りが可能ないわゆる第3世代の携帯電話が
市場に普及して携帯電話にも高速大容量の通信が可能になりました。
これにともない携帯電話でもテレビが見られる「ワンセグ」放送が2006年
の4月から始まっていおり、ワンセグ対応機種の需要が高まっています。
決済機能を備えた「FOMA」、着うたフルやリスモでユーザーのニーズを掴んだ
auの伸長が目立ちます。